コレステロールは悪者?
コレステロールは脂質の内の一つです。
リン酸や中性脂肪なども脂質種類のうちの一つです。
そのコレステロールのほとんどが体内で合成されたものです。
ほとんどが肝臓で合成されます。
コレステロールは非常に効率のいいエネルギー源です。
そして、細胞膜の成分になったり、副腎皮質の成分になったり重要な役割を果たしています。
人間にとって大切なものです。
しかし、コレステロールは、動脈硬化などの原因になるということで、
何かと悪者のように言われます。
しかし、ご存知の方も多くいらっしゃると思いますが、
コレステロールには善玉と悪玉があります。
血液検査結果で、LDLコレステロールやHDLコレステロールという項目を見られたことないでしょうか。
この内、悪玉と言われるのがLDLコレステロールです。
悪玉だから体に悪い事をしているかというと、そんな事はありません。
LDLコレステロールはコレステロールを体内に運ぶ働きがあります。
LDLコレステロールは必要とするところにエネルギーを運んでいるんです。
反対に、HDLコレステロールは余分なコレステロールを取り除き、
肝臓に戻し再利用できるようにします。
これらがバランスよく働いているときは、問題は起きないのですが。
LDLコレステロールが多くなりすぎると、余分なコレステロールがたまり、
コレステロールが多過ぎても、少な過ぎても良くないようです。
コレステロールについては、色々と複雑な要因がたくさんあります。
微妙に見解のわかれるところもあるようです。
血液検査に出ている範囲にあればいいと思うのですが、基準値は130〜219mg/dLです。
コレステロール値は210〜239mg/dlが長寿の数値という見解や
総コレステロールが200mg/dL以上では冠動脈疾患による死亡率が急速に増大するなど、
色々な見解があって、その根拠となる症例や要因があるのだと思います。
まだまだわからないところがたくさんあるのだと思います。
これからも色々な見解が出てくるのかもしれません。